「嬉しくて…涙が止まらない」


さっきまでな悲しくて泣いたのとは大違い。
今は嬉しくて、嬉しくて泣いてる。


「お前たちが愛し合ってるのは十分わかった。
なら、なおさら早くしないとな」


「早くする?」


「こいつに感情を持たせる…いや…生身の人間に戻れるかもしれないんだ」

生身の人間?

それってつまり普通に戻れるということ!!


「それは…本当なの?」


「あぁ…しかし1年は必要なんだ…」


「1年…」

1年…結構長いなぁ…
でも、ブレラさんのためにも!!


「待ってる!!
何年たったって待ってる」

「そうか…
じゃあ俺は先に乗ってるから別れを告げたら来い」


そう言って船の中に入っていった。
残された私たち…


「必ず戻ってくる」


「うん!!
待ってるから」


「浮気をするなよ」


「しません!!」


「あやしいな…」


「もうしょうがないなぁ」

チュッ


私は背伸びをしてブレラさんにキスをした。
一応私はファーストキス

「わかった…
では、約束だ。
次に会ったときに浮気をしていないこと…
守れたら今度は俺からする」


「うっ…うん」


自分でやっておいていざ言われると恥ずかしい!!

「じゃあ行ってくる…」


「行ってらっしゃい!」


そしてブレラさんは私の元を離れていった…