ブレラと学校の先生がキスをしていた。
嘘だ…嘘だ…嘘だ…

だって感情ないんでしょ?おかしいよ…おかしいよ 涙が止めどなく流れてくる
後退りすると音をたててしまい2人がこちらを見た。見ないでよ…こっちを見ないでよ…

私は駆け出していた。
後ろからブレラさんが呼んでいたような気がしたがそんなことがわからないぐらい私の頭の中はぐちゃぐちゃになっていた。

ブレラさんはいつの間にか感情を持っていた…
それは私のおかげではなくあの先生のおかげ。
私、告白するまえにフラれてたんだ。


すると後ろから車が来て目の前に止まった。

「どうした?」

どうした?
普段通りに言うブレラさんに私はとうとう爆発した。
「あの人のところに行けばいいじゃない!!
私なんかよりあの人のところにさ!!」

「落ち着くんだ」

「落ち着けないよ!!
アンタなんかアンタなんか…だいっきらい!!」

「!!」

私はまた駆け出した。
もう会いたくない。
もうこんな想いはイヤ!


後ろでブレラさんが傷ついた顔をしたことを私は知らなかった。

それから2人は家で会っても話しもしなかった。