「だって結衣は未知の可能性だし☆」
「は?」
言っている意味が分かりません。
しかも星付いてるし。

「だから宜しくね。あと生徒会には2つの部署みたいなのがあって、一つはAttackers もう一つはProtectorsって言って、Attackers は攻撃専門でProtectors は防御専門なんだよ~。ちなみに結衣はProtectors の一員になってもらうからね。」
「はぁ。でも何と戦ったりするんですか?」
「ああ。言い忘れていたけれども私立黒魔術学園、私立超帝学園、私立法雷学園などなど」
「どうして?」
「だって、彼らが蝶野学園の生徒を連れ去ろうとするから。」
「何のために?」
「知らないよ」
もう本の中に入った気分だ。
もう何にも驚かないかも...

「とにかくこれに着替えて。」

そう言って渡されたのは秀と同じ柄のスカートとネクタイ。
「はい...?って秀は出て行きますよね!?」
「え?」
「え?っじゃないよ!お願いです外に出ていてください。」
「...分かった。」

ふぅ。
よかった。
マジで居座るつもりだったよあの人。

と・に・か・く、
着替えよう。

******************

これでいいのかな?

「もう着替え終わった?」
「はい。って言い終える前に今入って来ましたよね!?ね!?」
「そんな事ないよ?」
と微笑みかけてきた。
もう!そんな笑顔で言われたら負けてしまうではないか。

「結衣。とっても似合っているよ。可愛い」
ボッ!今私の顔面真っ赤かも!
ああヤバイ。
「そっそんな事ないです!」
「よし!準備完了!結衣。付いてきて!」
秀はそう言って私を引っ張って違う教室に入った。
そこには女子3人と男子3人がいた。