「おい…」

慌てて振り返ると、2人の男の人。

「す…すみません」

凄いオーラを持つ2人に、思わず怖くなって謝ってしまった。

「新入生?俺達の事知ってる?」

「知りません。誰ですか?」

「えっ、知らないの?
斗輝、俺達を知らないって…まだまだだな。」

青ざめる男の人ー

『斗輝様や匠様に、何様なの。あの女』と言う女の人達。

だから『すみません』と言って、その場から逃げた。

『おい!』や『ちょっと待って!』と聞こえたがふり返らなかった。

周りの視線が痛いし、怖い。