「俺の方は男だけど。」


「……多分、俺も…」



多分…多分。


外見は確実に男なのだが、何か違和感を感じる男。


普通の、人間が持つ筈のないオーラを持っているのは確か。



「男っ?…可愛い?」



…男も、女もイケてしまうリオは身を乗り出して聞き出す。



「いや…全然。」



と、翔は即答。



「同じく。」



俺も、それに続いて言った。