「美海ちゃん……?どうしたの、こんな場所に一人で?」



心当たりのある場所を全て回ったが、海斗さんの目撃情報さえ見つからない。


仕舞いには、繁華街に来てしまった。


そして、肩をトントンと叩かれて後ろから呼び止められる。


振り向くと、其処にはこんな場所には不釣り合いな悠さんが不思議そうに私を見ていた。