「どうしたの?」


ミルファが尋ねるとシルフは満面の笑みで


「昨日ね、すっっっごく綺麗な人見ちゃった!!」



と言った


「へー…どんな人?」



半ばなげやりに言葉を返したミルファだったが



「銀髪の男子!!図書室の窓から外見てたんだよ」



と言う言葉を聞いた瞬間ミルファはガタッと立ち上がった



「シルフも見たの!?」


叫ぶとシルフが驚いた顔をして頷いた



「"も"って…ミルファ見たの?」




しまった


ミルファはそう思った


別に隠す必要はないが何となく言いたくなかった