「え………」
「………!!」
ドアの近くにいた銀髪の少年とモロに目があってしまった
お互いに呆然としている
すると
「ローグ!!見つかったかい!?」
となんとも勇ましい声と共に長身の女子生徒が現れた
ミルファを見ると驚きで目を見開き
「あー…別の意味で見つかっちゃったか…」
と頬をかきながら小さく呟いた
女子生徒はミルファを見ると
「さっさと帰んな、アタシらといるとろくなことがないよ」
そういって鋭い瞳でこちらを睨んでくる
ミルファはその強い眼光に肩を震わせる
女子生徒が怖かったわけではない
――見覚えのある
眼光に恐怖した――