『僕、数学得意だから
教えてあげる♪』


「いいの??

瑠唯くんも自分の勉強
あるのに……」


『もちろん、いいよっ』


「ありがとう~!!」





さっきまで向かい側に座っていた瑠唯くんがあたしの右側に座った



『どこがわからないの??』


「えーっと、ここ」


『あぁ、ここは
こうしてこの公式を当てはめると……

ね??できたでしょ』


「あ、そっかぁ

ありがとう!!すごくわかりやすかったよ」



振り向くと瑠唯くんの顔が
ほぼ目の前にある





わかりやすいんだけど、


「瑠唯くん、なんか近くない??」