「えっ!?瑞華来てくれんの!?よっしゃー!!」


両手でガッツポーズをしている虎太。


「……そんなに嬉しいの?」


「そりゃあもう…!!あんなむさ苦しい野郎共の中に瑞華が来てくれたら大歓迎だ!!」


……え?それって……。


「……女子は?」


「いねぇよ?一応共学なんだけどさ、みんなすぐに辞めてった。」


なんかめちゃくちゃ不安なんだけど……。


「大丈夫だよ瑞華なら!!」


「……。」


若干の不安を抱えながらも、あたしは海南高校への編入を決めた。