必死なあたしに勘付いたらしいお母さん。



「柊くんはN大に行くの?」


その言葉にゆっくり頷く。



「柊くんサッカー上手いんだったわねぇ」


なんて話すお母さんが何を考えてるのかわからない。

何も考えてないんじゃないかな…と思い始めていた時、ねぇ未音?と口を開いた。