それで、話を元に戻すと 俺が冷たくした次の日に、 もう話しかけてこなくなった。 俺もこのことは、後になって思い出した。 だからこの時は何も分かっていなかった。 陽菜に話しかければ、 肩が小刻みに震えていた。 だから俺は何も話しかけなくなった。 俺 のこと怖がってるんだから仕方がない。 その時、ずっと話しかけていれば陽菜が こんな思いはしなかったと思う。 どれだけ後悔したことか…―