門を通り抜けて向かった先は……あの、初めて麻生先輩と逢った広く青い、どこまでも続く海。 幾重にも重なるゴツゴツした岩場に隠れて、しゃがみこむ。 そしてあたしは……。 「う……うう…………うわあああああああああああああああああああ!!」 大声で、 泣いた。