ケータイ小説 野いちご

秘密恋愛





「そう言えば、僕たち自己紹介がまだだったね」


「えっ?」



自己紹介?


彼の言葉に、思わず声が出た。


こんな時に自己紹介?


今、この状況を彼はどう思ってるんだろう……。


彼の言葉は凄く軽く感じる。


まるで、新しい学校で初めて友達が出来て自己紹介するような……。


それとも合コンのノリ?


状況の重さをわかってるの?


アナタは人を殺めた殺人者で、私はそれを目撃したために拉致られた……言わば被害者で……。


なのに……。





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