ケータイ小説 野いちご

カクテル・ナイト




でも、残念。


「あたしは大体“一般”には含まれないんじゃないかしら」

「…確かに。瑠李さんを一般でくくるなんて笑えないジョークだな」

「あら、変人だって言いたいの?」


カウンター席、端から二番目。あたしの特等席。その隣にスルリと入り込む彼は猫みたいなしなやかさだ。



「…極上だ、って意味だよ」



あたしには、その香りも仕草も表情も視線も全く通用しない。




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