数分後、
マンション(駐車場)についた俺達はそれと言った会話もなく部屋へ急いだ




ガチャ。



「あ、おかえり。
ご飯出来てるよ。」


リビングに入るとそこには満面の笑みのカムイが立っていた。



「なんで、お前が、ここにいる?」


「ん?今日1日中ずっと居たわよ。自分の家帰るのも面倒だったし。」


「てめっ―…」


「わぁっ―…!」



俺がカムイに怒鳴ろうとする寸前で神前が声をあげた。






「これカムイさんが作ったんですか?!」


「そーよ♪ってかほんと可愛い坊や…

あ、まだ名前聞いてなかったわね?」


「!…神前 美勇です。

水無月先生にはお世話になってます。」



神前はカムイに向かって頭を下げた。


「美勇…ね。名前まで
可愛いじゃない♪」



カムイはニヤリと不適に笑った。


「私ね実は保健室の先生なの。また今度遊びに来てね♪」


「保健室の…!」



神前は瞳をキラキラ輝かせた。



「…何でも良いから飯食おうぜ。腹減った。」


「そうね。ご飯食べたら私も帰るわ。」


「美味しそうですね~」



3人で椅子に腰掛けた。


「「「頂きます。」」」




「…美味しい!カムイさんお料理上手ですね!」


「ん…うまい…
まぁ、…飯つくってくれたのは感謝する。

ありがと。」


「あら、美勇はそう言ってくれると思ってたけどあんたが素直にお礼言うなんて…

珍しいじゃない。」



カムイは驚いた表情で俺を見る。


「そーだな…。」





そう言ってちょっとした話を3人でしながら箸を進めていた。



こうしていつもと同じ様で同じじゃない。
俺には少し眩しい1日が終わっていった。