パタパタパタ……………





ピタン…





みんなの足音があたし達も目の前で止まった。






その光景を見た瞬間





あたしの心臓は深くはねた。











「………な、んで…?」






なんで?







なんで……来るはずが




来れるはずがないのに





どうしてあなたが





……リオがいるの?






「助けに来た………美姫。」





あたしに関する記憶を消去したはずのリオがそこにいて。





……切なそうにあたしの名を呼んだ。