「四つ葉のクローバー探しに行ってたんだね」




ブロッコリーソースを唇につけたかわいい先生に話しかける。




「ん?そうなんだ。黙っててごめんな」




「びっくりしちゃった。でも、感動した!!」




「たっくんに、絶対に内緒だって言われてたから。それに、俺からの直へのサプライズでもあったし」




先生は唇についたソースをペロっとなめて、かわいく笑った。






「たっくんの根性で見つけたんだよ。俺は一緒にいただけ」




「良かったね。見つかって」




「見つかった瞬間、泣いてたよ。たっくん」




先生は、優しい瞳でたっくんを見つめながら言った。







たっくんとゆかりは、笑顔で何か話していた。





四つ葉のクローバーに添えられた手紙には何が書いてあるのかな。







「いいカップルだね、本当に」




「ああ。俺達も負けてらんねぇな」





先生は、眉を少し下げて笑った。