俺の本性がバレる前に…何とかして結婚したいもんだが・・・



そう上手くはコトは運ばない。



杏里のメールは俺への恋するキモチがたくさん綴られていた。



「・・・」
俺が初恋の人とはーーー・・・
どこまで、ピュアなんだ…



こんなに…俺に一途なキモチをぶつける女なんて今まで…いなかった。



とっくの昔に良心なんて捨てたはずなのに。
杏里を騙すコトに俺は抵抗を感じている。



激しく心が揺れていた。