「あのね…」


「うん」


空気が重い…。


もう、言うしかない!!


「あたし、亮佑が好きっ!」


言った…。


「…………」


亮佑からの言葉がなくて
不安になったあたしは、
亮佑の顔を覗きこんだ。


「りょうす……ひゃっ!」


あたしは、亮佑に抱き締められた。


「ホントに?」


弱々しい亮佑の声…


「うん…でも、今日気付いたんだけどね。
それに、さっきも女の子といて…
ヤキモチ妬いた…」


あたしは、そっと亮佑の背中に
手を回した。