「佐々木は、先に帰ったよ。 元々帰る予定ないしね」 佐々木さんって言うんだ… 「じゃなくて…一回家帰ろう?」 亮佑は、そう言って あたしの手を繋いで引っ張りながら 足早に歩いた。 あたしは、何度かつまずきそいになりながら 必死に付いていった。 付いた家は、亮佑の家。 「先、部屋行ってて。何か飲み物持ってくる」 あたしは、言われるがまま 亮佑の部屋へ向かった。