二人の嘘をつかれていることが分かっている今。

二人の悲しみを背負うこともできず途方に暮れる。

Janeは僕に何を知らせたかったの?

目から焼き付いて離れないんだ

青の世界で

たくさん泣いている人を見たあの光景

もしも青の世界が素直な気持ちを映し出す世界なら

なぜ本当の世界はみんな我慢をしているのだろうか?

どうして我慢して生きる世界になったのだろうか

悲しい時
悲しいと言えないのは
やっぱりつらい

道端で子供が転んで泣いてお母さんにしがみついていた

本当の世界で子供はあんなに元気に泣けている

そして支えてくれてる人が居る

だから泣ける

だとしたら、みんな支えてくれる人がいないのだろうか?

考えてみたら、僕にも

いないかもしれない

辛い時
我慢しているかもしれない

大人になるってなんだか難しい

Jane、君は僕に

本当の世界を

そして僕の無力さを教えてくれたんだね

青の世界が見れるのも僕の力じゃないから

そして泣いている人がこんなにも居たんだね

本当は心の中で泣いている人

僕は気づけてよかったのかな


それとも悪かったのかな?

そして僕の母さんは入院することになった

病状が悪化したのだ

僕は母さんの手術がうまくいくことしか願えないのだ

本当は夜中に毎夜毎夜泣いている事を

僕だけが知っている

Janeが知らせてくれた事実だ。

でもきっとそれは僕には大きな問題すぎて抱え切れていない

そうだ、

全世界の悲しみを背負っているような感覚。

ぼくにはただの

重荷だ。

真実なんて最初から


なければよかったんだ