ケータイ小説 野いちご

ヴァンパイアと私と血液と




「意地っ張り」


「あん?」


「我が儘」


「てめぇ」


「ツンデレな癖に………私にくらい素直でいいよ。そうやって壁ばかり作ってると疲れるでしょ?」



「………馬鹿かお前は」


悠日の頬が少しだけ赤く染まった気がした



「悠日」


「お前うざいな」


「お前じゃない。夢亜」


「………………ゆ………うざ」


今言いかけた



言いかけたのにやめた



「夢亜!ほら言っみなよ。たった2文字」


「うざいっつってんだろ」


「我が儘坊ちゃんめ」


結局悠日は私を夢亜と呼んでくれなかった













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