自分でも馬鹿らしいと思う。あかの他人(知り合いなのか?)に会うのを意図的に避けているなんて・・


何がこんなに嫌なんだろう・・・




気がつくとそこはもう見なれた建物の前だった。



歴史あるその建物は私よりもずっと価値があるように思えた。



『今日はなんで呼ばれたんだったか・・』なんて考えながら足早に建物の中に入っていく。



靴箱で上履きに履き替えて、チラッと他の靴をチェック。


どうやら私以外他に誰もいないらしい。