次の日の朝。まだ眠たい目をこすりながら階段を下りて行った。
「結衣おはよう。まだ眠たそうね」とクスクス笑っているのは私のお母さん。
「ふぁわぁ~。あっ。お母さんおはよぉ・・・。」私は答える。
今日も1日頑張らないと。

今日も、もちろん朝から由里佳と一緒。私はなんとなく思いついたことを由梨佳に聞いてみた。「そーいえばさぁ。由梨佳って好きな男の子いるの?」ずっと一緒にいたけどこんなこと聞くのはじめてだった。「え~。何その質問。」と由梨佳は言ってきた。
「いや。なんとなく」私はなぜか半疑問系で答えた。「う~ん。好きな人ね。まぁいるよ!」!!思いがけない由梨佳の答えに少しビックリ。だって由梨佳って何かというとクール系だもん。と思いつつもこの話に興味津津。「ねぇ。誰が好きなの?」と聞くと由梨佳はあっさりと答えてくれた「魁」!!なっ、なんと由梨佳が魁のこと好き!?
またまたビックリだって魁ってよく先生に怒られててすぐにちょっかい出してくる幼稚な男子だよ。そんな魁をクールな由梨佳がすきなんだぁ。なんか意外なとこ発見。
1人でいろんなことかんがえてたら、由梨佳が「じゃあさぁ。結衣は好きな人いないの?」え?好きな人?どうなんだろう。今まで好きな人とか考えたこともなかったし。
でも好きかもっていう男子はいる。「由梨佳。私気になる男子はいるよ。でも恋かわかんない」「でもなんか話すとドキッってするんだぁ」というと由梨佳は「それって恋じゃんまさか結衣の気になる人って陸?」わ~ぁ~ドンピシャだぁ・・・。
さすが由梨佳。