教室に入る時や、ヒャイヌとの会話を見られた時よりも真っ青な顔になった豊平に、パートナーの震えが復活。


「亜遊~~~ッ!!アンタ、とんでもない事やってくれたわねーーー!!」


「ヒィィィ!」


ヒャイヌの怒りをまた受ける事になった豊平は、オレに助けを求めるかの様な視線を寄こしたけど………


「じゃあ豊平、お互い頑張ろうな♪」


オレは手を振りながら、とっとと資料室を後にした。


メルエフがしかめっ面で、オレについて来る。


「この…悪魔ーーー!」


お前が悪魔だとツッコみたくなる豊平の絶叫が、廊下に響いた。