「猫……」


「夢亜ちん猫好きなの?」


「大好き!」


晴から猫を奪い抱き上げた時



「ニャッ!」


猫はビックリしたのか私の手の甲を引っ掻き逃げた



「血が出た……痛い」


しゅんとショックを受けていると


「夢亜ちん」


「何?」


「今すぐ恋斗の所に行って」


「何で?」


晴は自分の胸元をぎゅっと握りしめ



「発作が起きてる………他の……ヴァンパイアに出来るだけ会わず……行け!」



晴が苦しそうにしてるから私は恋斗を呼ぶ為に走った