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―ーその出来事があってからの数日後ー―


今、私はものスゴくイラついている。

ん?なぜかって?

はっ。仁王にまだ騙されているからだよ。

アンダスターン?(英語の発音が悪すぎる←

さっきだってイラついてたらボードにマジックをぶっ刺してしまったんだよね。はっはっは(´ω`)←

「あ゙ー!マジでイラつく!!」

教室にいるのが危険だと友達に言われて外に出てきたわけだけど、どうしようか…

「ん?どうしたんだい黒奈?そんなに怒って?」

「あ、上城!!」

上城 漣。仁王の部活の部長で、私達と同じ中三。

男だが、とても話しやすい奴?である。

「いやね?仁王って奴を探してるんだけど、本人が見つからないんだよ。」

「仁王?仁王なら―――」

ぶに。ぐぐぐ→

と、言い終わる前に上城の頬をぐにぐにしてみた。

仁王は誰にでも成り済ませるから上城にもなっているのかもしれないからね。

「……。何をしてるんだい黒奈」

「いや、上城もアイツの変装じゃないかと思って」

あ、これは人間の肌だね。うん。

「じゃあ俺も黒奈が仁王じゃないか確認だ。

えーい☆ミ」

ぎゅぅぅぅぅ

と、上城が私の頬をつねってきた。

「い゙!?イデデデデデッ!!まじギブ!ギブ!!」

上城。幾ら私でも痛いぞそれっ!!

痛さを例えると…

顔面にプロ野球選手のストレートを受けたような痛みだよ。(とにかく物凄い痛み←


「まあ冗談は置いといて…」

いやいやいや。冗談じゃねぇぐらい痛かったよ!

ヒリヒリするし!?

「いい事を教えてあげるよ。」

と、上城は言った。