ケータイ小説 野いちご

恋愛相談は校舎裏で

先輩は私を見て、にこっと笑うと、ぽんぽんと自分の隣を手で叩いた。


「大丈夫、気にすることないから」


「でも…」


「…来て?」



有無を言わさない笑顔でそう言われ、控えめにさっきまでいた場所へと座る。

座った瞬間、さっきよりも強い力で再びギュッと抱きしめられた。


驚きながら先輩を見ると、先輩は小さく微笑んだ。


「…あったかい?」


「………はい」



小さくうなずくと、そっと手を先輩の手で包まれた。


……先輩、大丈夫なのかな…。


ちらっと先輩を見ても、上機嫌な笑顔を返される。


…まぁ……いっか。



今はちょっと許してもらおう。




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