重い木製の扉を開け、




外からの強い光りに思わず目を閉じた。




これまで光りなど全くない部屋に居たせいか、




久しぶりに感じるまぶしさに微かに笑みがこぼれる。




片手で目元を隠しながらも




ゆっくりと歩きだした。




この、




どこかも分からない場所からなんとしても出るために・・・