「うん…!!」


「その勢いで、告白しちゃいなよ!」

…それは、出来ない。


「うん…そうだと…いいけど」
適当に流してしまった。

ひなは松村くんに彼女がいることをしらないんだった。

「私も一歩前進!!小林くんとお昼食べることにしたんだっ!」


「え!!すごいじゃん!!」


「でね――」


授業が始まるまでひなは小林蘭のことを楽しそうに話してた。

でもひなが言ったことは全然耳にはいってこない。




頭の中は、松村くんでいっぱいだから。