「にゃにゃにゃにゃ…」


なんだと――!?


そう言ったあたしの唇をつまんだまま、清水祐都はニヤリと笑った。


「キスのおねだりか?
仕方ねぇなぁ。
でも、勉強が先だ。
城太郎さんに頼まれてるし、な」


はぁぁあぁあぁ!?
ここまで引っ張っておいて…
用事って、それ!?


勉強しろってうるさいパパの回し者なら、とっとと消えろ――っ!!