それから連右に送ってもらい、家に入った。


「おかえりお姉ちゃ~~~ん♪どうだった!?デート!」


興奮気味の香代子をスルーして、ベッドに倒れ込む。


「………ハァ」


ケータイを取り出し、貰ったストラップを取り付けた。


ハッキリ言って連右の存在は、段々大きなものになって来ている。


さっきの真剣な表情が、頭から離れないし……


“努力する。これからも………な”


ストラップを揺らして、今日の事を思い出す。


ねぇ、連右?




アナタの“これからも”は――――……意外と早く終わるかも……よ?