羞恥心ゼロの雛菊を女子更衣室に引きずり込み、ようやく女性陣は水着に着替えて出てくる。

おとなしめな水着なのは月、イリア、出麼、万里の四人。

「てか出麼、スクール水着ってどういう事やねん」

八鶴のツッコミに。

「泳げれば何でもいい」

淡々と語る出麼。

「あー…さいですか…」

八鶴が溜息をつく。

その点、真菜と雛菊は男心というものをわかっている。

雛菊は白、真菜は黄色のビキニ姿。

「流石やね、海外のビーチで泳ぐんやから、水着はこうでないと!な!秋帆!」

八鶴がガッ!と秋帆と肩を組む。

「ほれ、お前も何か誉めたらんかいっ!」

「え、えと…その…」

雛菊の水着姿にドギマギしながら。

「よ、よく似合ってると…思い…ます」

「そ?ありがと♪」

秋帆の言葉に、雛菊は嬉しそうに微笑んだ。

「ところで…」

ジト目でチカを見る八鶴。

「何でお前までビキニやねん…」

「ん?僕女装っ子だもの。徹底しないと」

「あー…さいですか…」