途中で純子たちとは別れて、原チャリは舞の家の前で止まる。


「ありがとう」


少し照れた表情で、頭を下げる舞。


「・・・また」


勇心は背を向けて玄関に向かう舞に、ぎこちなく声をかけた。


「・・・ん?」

「・・・また遊ぼう」


振り返る彼女に、真剣な顔でささやく彼。


「うんっ!」


舞は、満面の笑みを浮かべ、うなずいた。