「優樹〜!! はよっ!!」

教室に入るとすぐに。

デケェ声で俺の名前を呼ぶのは、
幼なじみの、原中 翼。


翼は、俺がケータイ小説を
書いていることは、知らない。

信用してねぇわけじゃ、
ねぇんだけどな…。


言ったら、
離れていっちまいそうで、
コェーんだよ。



翼は俺にとって、
大事な仲間だからなー…。