振り向くと、咲の唇が待っていた。




「………っ!」


俺はこの状況を理解するのにしばらくかかった。






「…すっ……好き…」


体育座りをして膝に顔をうめて…




「俺もだよ」


言う咲が、やっぱりすごく愛おしい……―。




*end*