ケータイ小説 野いちご

愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

私はその言葉にカーッと頭に血が上り、思わず阿部を突き飛ばしていた。


「触らないでください! セクハラで訴えますよ!」


と叫びながら。


妻がお産したてって、妊娠して堕胎を強要した女に言う?

私を何だと思ってるのよ!


本当なら今頃は私だって、この手で赤ちゃんを抱いてたはずなのに……


怒りでわなわなと震える私を、阿部は目を丸くして見ていた。


周りは静まり返り、私と阿部に注目している。



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