ケータイ小説 野いちご

愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜

「志穂、あんた変な事考えてない?」


「へ? 何もだよ……。なんで?」


「何となくだけどさ、なんか怪しいんだよね、あんたの態度」


加奈子って、本当に鋭いなあ。


加奈子、ごめん。妊娠したら話すから、もう少し待ってね?


「ま、いいわ。とにかくがんばってね。ライバルは多いと思うから」


「うん……」


ライバルかあ。確かにそうだよね……


神林君って、いかにもモテそうだもん。

あんないい子を、私なんかがいつまでも縛ってちゃいけないと思う。


でも、どうせそのうち終わると思う。

私より若くて可愛い子に心変わりするに決まってる。


その方が彼のためにもいいと思う。思うけど、彼との別れを想像すると、胸がキューッと締め付けられた。



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