気付かなかったよ、優真。

思音、優真の前で凜くんの話したりしてた。

・・・絶対に傷ついてたよね。

凜くんにふられたばっかりで、落ち込んでいた思音。

そんな時、夏休み中、少しの期間あってなかった優真に会った。

凜くんのことばっかりだった思音は久しぶりに優真にあえて喜んでた。

でも・・・。

優真は笑ってる思音に向かって不安そうな目をしていた。

・・・無理してた笑顔に。

嘘の笑顔に優真は気づいたのかな?

泣いていたこともすぐにばれて。

優真はやさしく声をかけてくれた。

その直後だった。

優真は、これまでにないくらい真っ赤な顔をした。

・・・でも、今までで一番カッコイイ、顔。

そして少しの間をおいたのち・・・。

・・・・・好きだ、って。