ケータイ小説 野いちご


そう言われてムカついてクソガキから離れようとしたけれど、レイヤは笑ってあたしを抱き締め続けた。

切ない。

切ないよレイヤ。

「サキ」

「何?」

「キス、したい」

似合わない甘えた声につられて、あたしはついこう答えてしまった。

「うん」

転がってレイヤが上になる。

唇が触れると、またあたしのシャンプーのにおいがした。

「ねぇ、レイヤ」

「ん?」

「……したい」





悪者


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