そして朝


俺は、窓から射し込む光で目を覚ました

隣では、産まれたままの姿で愛しい人が、すやすやと眠っている


昨日、相当鳴かせたからなぁ…


我慢しっぱなしだった俺は、ここぞとばかりに葵を鳴かせた

まぁ、今日は休みだし
好きなだけ寝かせておこう


誕生日プレゼントに、葵の初めてって…

なんか、すごい物を貰ったなぁ…



「…ありがとう。葵。愛してるよ」


眠っている葵の頭を優しく撫でながら告げる

お礼と愛の言葉



ずっと、ずっと大切にするから


どうか、俺から離れていかないでね







END