バンッ! 勢いよく部屋の扉を開けて、ベッドにダイブする。 あの人…もしかして、玲央の元カノさん? 『こいつ大変でしょ〜?』 って。 “あたしと付き合ってたときは大変だった” ってこと? それで、玲央のあの顔。 あ、そうか… 玲央は、まだ、あの人のこと… っ…………! 「ふぇ、うっ、うぅ…」 あたしは、ただの遊びだったんだ… そうだったんだ…… その日、 あたしは涙が枯れるまで泣いた。