弘「…。」



「あーあ。弘さん、見放されちゃった感じだな。ドンマイ。


まぁ、俺も弘さん見放す気持ち、すっげぇ分かるけど。」



弘「え、何それ。俺今、傷付いたんだけど。皆、俺を置いて行っちゃうのか?」



「キモッ。そんなウルウルした瞳で見るな、汚れる。


うわっ、近寄るな。俺の腕が腐ったらどうしてくれんだ。」



弘「…うぅっ。皆がひでぇよー!」



「…弘さん…、あんた本当に初代総長だったのか?」



弘「うわぁあぁああぁん!」



「…。(どうせ嘘泣きだろ。ほっておこう。)


あ、忘れてた。俺は凛藤優悪だから。よろしくな。」以下、優悪



弘「俺を無視して自己紹介って!《VENUS》の奴等は血も涙も無いのか!」



優悪「無い。」



弘「…本当に血も涙も無い奴だよな。お前は。」



優悪「サンキュ。」



弘「誉めてねぇぞ。俺は誉めてねぇ。」



優悪「そういえば、何か聞きてぇ事あったんじゃねぇの?」