『どうしたものか……』


悩みに悩む水竜に転機が巡ってきた。


丁度、天界から様子を見に来た一匹のドラゴン。


神話とはいかないものの、ランクとしては最上位の“生きる大聖堂”(カテドラル・ドラゴン)だった。


『お、おお、主なら!』


『……』


首を捻るカテドラルに訳を話せば、快く頷き。


「きゃ、な、なに」


こうして、カテドラルによる巫女退治が始まった。