「八木邸…」 見垣は確かにそう言った。 「お前っ…新撰組なのか!?」 高杉はザッと立ち上がった。 高杉はこれほどなく幕府側の人間を嫌っている。 自分の大切な人を幕府によって消されたからな。 「高杉!!まぁ座れ。」 高杉は咳払いをして静かにもう一度座り直した。 八木邸か… 我らは新撰組に追われる身だ。 祭りで夜の警護が強くなっているはず… 今すぐに…は無理そうだな。