「じゃあ、失礼します。すみませんでした…」 「僕もごめんね。じゃあ」 美青年は手を振って立ち去って行った。 その後ろ姿が街灯に当たり出され、改めて見ることができた 髪が少し栗色で、年は私よりちょっと年上くらいかな? とにかく優しそうな雰囲気の人だったなあ… 私は、名も知らない美青年を胸の端に留めて、自宅にのんびり帰宅した。