恭ちゃんの姿が見えて、「おはよ」と言って近寄る。


恭ちゃんはこうして毎日、玄関先で私を待ってくれている。

ちなみに、恭ちゃんの家はすぐ近所だ。


「じゃあ行こっか」


そう言った恭ちゃんと一緒に、学校へと向かう。


すると……


「塩川」


そう誰かに突然、名前を呼ばれた。