俺はいつものようにゲームを楽しんでいた。

たまに飛んでくる、無言の友達登録。

「無言は怖いし、誰かも分からないから、いいか。」

そう呟き、拒否ボタンをクリックする俺。


そう、その日常的にやってる行為が、事件の始まりだとは、誰も思わなかった。


事件はいきなりやってくる。

あれから2週間。俺もそんなことはとっくに忘れていたころ。

家に怖い人相の男たちがやってきた。

俺はゲームに集中していて、気付かなかった

そんな俺を、その男たちは後ろから殴った。

薄れる意識、椅子から落ちる俺、そして聞こえた声

「さぁ、思う存分戦うがいい。私のために」