「佳澄去年は散々だったよね」
「あ!もう~過去の話はナシ!!」
「ゴメン」

同年代の好きな人、
アタシには考えられないんだけど。

年上でしょ、

普通。


 ̄キ―ンコーンカーコーン ̄

《生徒はただちに教室に向かいなさい》

チャイムとともに、
放送が入った。


「だって~行こ~杏」
「ん、行くか」

アタシ達は2人で昇降口に向かう。

そして、下駄箱のふたを開けるー・・・


と、その時



バサバサバサっっ


「うひょ~さすが杏」
「・・・」


わぉ新学期そうそう

アタシもてもてなんだけど。